August 21, 2014 ここ2年くらいのこと しばらく更新していなかったけれど、ここ2年くらいのことについて、自分的にいい区切りだと思うので、簡単だけど書いておこうかと。2012年9月にソーシャルゲームの会社に転職して、もうすぐ2年になる。 続きを読む
May 24, 2012 ソーシャルゲーム業界の課題について思うこと。 続・行き過ぎたソーシャルゲーム 依然残る「射幸心」信頼と実績の井上理さんの記事を読んで思ったことをざっくりメモ。それにしても井上理さんの記事はいつも読み応えがあるなぁ。「ガチャ撤廃」とか「射幸心(ry」とか言われていますが、僕はもっと根本的なゲームとしての完成度・おもしろさを高めること、もっというとまずはクリックゲームから脱却することが業界の課題だと思いました。純粋におもしろくてついつい課金しちゃうと言わせしめるようなゲームを作らずにガチャとか小手先で収益を上げようとするから、自分で自分の首をしめることになっているんだと思います。既にレッドオーシャンと化した国内市場で収益を拡大していくためには、新規ユーザー獲得ってのは不可欠で、そのためにも、「射幸心を煽るパチンコまがいのビジネス」とかメディアで拡散されたネガティブイメージの払しょくと合わせて、これまでソーシャルゲームに見向きしなかった人たち(非ユーザー層)の心をつかむ、よりおもしろいゲームの開発に注力すべきだと思います。ここで非ユーザー層って言ってるのは、特に、昔からスーファミやらプレステやらセガサターンやらドリキャスやらで遊んできた人たちのことをイメージしています。そういったユーザー層は今のソーシャルゲームで遊んでないんじゃないかと思うからです。というのは、そうゆうゲームをやってきた人間としては、今のソーシャルゲームってゲームと言えないと思うんですよね。プレイ感がぜんぜん違う。おもしろくない。デバイスが違うとか、ライトに遊ぶゲームかじっくり時間をかけて遊ぶゲームかの違いという問題じゃないと思います。別に調査もしてないし、イチプレーヤーとしてそう思っただけですが。続きを読む
March 07, 2012 「今後取り組みたいテーマ」について 「今後取り組みたいテーマ」について、ざっくり明文化しておこうと思う。▼Webで取り組みたいテーマ 1.パーソナライズ検索(検索エンジンに自分の人格を移植する)2.レコメンデーション(情報への新しい到達方法)3.情報の体系化(情報そのものの量と質の向上)続きを読む
February 19, 2012 「ゲーミフィケーション」について勉強してきたよ! 2月18日(土)に開催された「ゲーミフィケーションワークショップ in 名古屋(講師:中村貴弘氏)」に参加してきました。昨年ちょくちょく耳にした「ゲーミフィケーション」ですが、「サービスにゲーム的な要素を加えて、継続的に利用してもらうような仕掛けでしょ?」程度の理解しかなかったので、ちゃんと勉強するいい機会だと思って参加することに。とても勉強になったので、当日のメモと思ったことを書き残しておこうと思う。※当日の資料はコチラ(より詳しい内容)※合わせて読みたい(togetter「ゲーミフィケーションワークショップin名古屋まとめ」)続きを読む
February 02, 2012 なぜ(くそつまらない)ソーシャルゲームにハマる(課金しまくる)のか? ソーシャルゲームとキャバクラの違いという記事に書かれていた内容が結構しっくりきたのでメモ。僕も一時期「なぜ(くそつまらない)ソーシャルゲームにハマる(課金しまくる)のか?」と疑問が湧き、考えたことがあった。何が面白いのかを理解しようと、いくつかゲームをやってみたけど、やっぱりゲームの内容自体は単純なクリックゲームで、どのゲームも「(クエストや釣りなど)アクションを何回か繰り返す→(体力などがなくなり)アクションができなくなる。→回復にはアイテムが必要です。→(放置)→体力回復→アクションを何回か繰り返す→アクションができなくなる。→回復にはアイテムが(ry」という流れの繰り返しで、ゲームのストーリーや内容として広がりがなく、ちっとも面白くなかった。ゲームが面白いからハマる(課金しまくる)というのは無さそうだなと思ったし、単に「ゲームを有利にすすめるため」が課金しまくる動機でも無いだろうと思ったので、他に何か動機があるのだろうかと考えてみた。その時自分の中で出た仮説は「他人に頼られたい」という動機だった。続きを読む
December 15, 2011 Facebookページはコーポレートサイトたりえるのか。 今年の8月に、佐賀県の武雄市役所が公式WebサイトをFBページへ移行したらしい。ITmediaの記事を読んで初めて知った。とても先進的な試みだと思うけど、サイト利用者である市民を置いてきぼりにしているようで、個人的には微妙。そもそも移行する必要性がよくわからなかった。「市民の中には、その進化の過程から取り残されている人もたくさんいるのではないでしょうか」という記者の問いに対して、市長さんは、「ほとんど取り残されていると思います。」って答えちゃってるし、正直、誰のためのFBページなのかなと思った。(まぁ、FBページと同じものをWebサイトとしても残しているようですが。) この記事を読んで、ふと「FBページはコーポレートサイトたりえるか」という疑問が湧いてきたので、考えてみた。以下にメモをまとめておく。続きを読む
September 21, 2010 人生の岐路なう。選択とは捨てること。 今、僕は間違いなく「人生の岐路」というものに立たされている。今一番やりたいことができそうな部門(ネットワークサービス系の新事業を企画する部門)への異動が決まりつつある中で、企業広報を担当する部門への異動を打診された。ただ広報に異動するだけの話だったらまったく眼中に入らなかったけど、今回は「中国での勤務がある(かも)」という話だった。正式に打診されたのが9月15日で、今日その答えを伝えなきゃなきゃいけない。「選択」とは「何かを捨てる」ということ。何を選択し、何を捨てるか、自分の考えをまとめるためにこの文章を書いている。午前半休を取得して。やりたいことができそうな部門へ異動を希望していた。1年くらい前から、ネットワークサービス系の新事業企画部門への異動を希望していた。でも、まだ具体的にやりたい「何か」が存在しているわけではない。けれど、これからの情報家電業界の行く末を考えると、企業として更なる成長、飛躍を遂げるためには「ソフト、デザイン、ブランド」で強みも持つこと、特にソフト、言い換えると、「サービスで強みをもつことの重要性」を強く感じていて、とにかく早くサービスの企画、開発、運営の経験を積みたいと思っていた。一日も早くその分野のインサイダーになりたいって。8月上旬に上司にそのことを話し、異動の希望を伝えた。上司は「異動を実現させるために何ができるか考えさせてほしい」と言ってくれ、その後も関係部門に働きかけてくれていたようだ。「待ってるだけじゃだめだ、自分でつかみ取らないと」と思い、同期の紹介を通じてネットワークサービス系の部門の上級職の人と会わせてもらい、話をさせてもらった。そしてその部門に行くことを内諾してもらえた。あとは関係部門の調整がまとまるのを待つだけだと思ってた。やりたいことができそうな部門へ異動するという決意が「中国」にぐらついた。一番始めに広報、中国を打診されたのは9月10日。酒席だった。初めは「全く興味が無い」と言っていたが、話を聞いてるうちに自分の気持ちがぐらついていた。この話を受ければ、そして中国に行ければ、若いうちに海外で働くという経験ができることはもちろん、中国に行けば、企業広報だけでなく製品広報、マーケティングだったり、それこそ何でもやらなきゃいけないし、様々な経験を積むことができる。加えて、北京オリンピックや上海万博を経て、いよいよ本格的な国際化・近代化を迎える中国に住み、中国経済、マーケットの成長や、中国の人々が何に価値を見出して、何に価値を見出せないのか、それを肌で感じることができる。これからのネットワークサービスはグローバルな展開を視野に考えなければならないし、中国での経験は自分がいよいよネットワークサービスか何かで新事業の企画立案をする時に、自分の強みになるんじゃないかと考えた。また、停滞する日本を飛び出して、成長著しい中国で、日本では会えない人々と会い、成功を夢見てもがく人々を身近に感じながら、自分が何を感じてどう考えるのかを見出したいとも考えた。なにより、中国で働く自分を想像して、すごく「ワクワク」した。けれど、広報という仕事に携わることについて疑問を覚えた。広報という仕事の本質は、「リスク管理」だと思ってる。攻守でいうと「守る」ほうだ。そういう意味では今の法務という仕事と本質的に変わらない。「自分の適性はオフェンスにあるんじゃないか」と思い、このまま法務という仕事を続けることに疑問を感じている今、広報の仕事に携っても、同じような疑問を感じると思う。まして自社の主力事業の方針に疑問を感じている今の状態では、企業広報に携わったとしても、自分の発信する情報に疑問を感じながらそれをやる、ということになりかねない。製品広報においても、自分がその製品に価値を見出せていないのに、それをやることができるのか。マーケティングだって同じだ。「仕事の内容」と「仕事をする場所」、どちらを重要視するか。僕は「仕事の内容」の方が重要だと思う。どんな仕事でも、その仕事の内容を「好き」とか「やりたい」とか思えないと、頑張れないと思う。24時間寝る以外の時間を費やしても苦にならないようなことを仕事にしたい。広報という仕事でそうなれるだろうか?やりたいと思ってるサービスの企画開発の方がそうなれるんじゃないのか?でも、中国で働くことを想像した時の「ワクワク感」は何だったんだろうか…。そんな考えが頭を駆け巡ってた。そして数時間おきに考えが逆転してた。「やはりネットワークサービス系の部門に異動する!」「やっぱり中国に行くために広報へ!」って。ずーっと考えていた。5年後、10年後に何をやっていたいかを考えた。連休中も色々考えて、どちらも好ましい点とそうでない点がある。最後は自分がどうしたいかってことなんだよね。自分がこれから何をやっていきたいか。5年後、10年後どんなことをしていたいかを考えることにした。そして、僕は人を笑顔にする、笑顔にできる仕事をやっていたい、そして笑顔を増やそうとする人を助けたいと思った。そういうサービスが作りたいなって。写真を始めてから思うんだけど、人の「笑顔」ってすごく魅力的で、奇麗なんだよね。素の笑顔。奇麗な風景やモノを撮れた時も嬉しいんだけど、人の笑顔が撮れるとすごく嬉しいし、とびきりの笑顔を撮れるとすごくニヤニヤしてしまう。写真の中が笑顔で溢れていたらなおさらテンション上がってしまう。もっと笑顔の人を増やしていきたい。人を喜ばしたい。ニヤッとでも、クスッとでも、ゲラゲラでも、ガハハでも。そして今はサービスを作るときじゃないなと思った。情報家電におけるサービスの重要性は確実に高まっていくと思うし、自分自身もサービスに興味がある。けど、サービスがあくまで手段であって目的ではない。目的は「人を笑顔にすること、笑顔を増やそうとする人を助けること」なんだな。これをサービスという形に落とし込むときに、「どんな形に落とし込むか」、今の自分にはその解が無い。今の自分の引き出しの中に入ってるものだけじゃそこそこのものしかできないように思えた。経験値が少ないからだ。今は色んなことを経験して吸収したいと思った。今月で26歳を迎えるわけだが、20代の内は様々なことを経験して、やりたいことをやるための下地を作りたいと思った。中国で多様な価値観に触れて、様々な業務を経験して、その経験を、人を笑顔にすることに、笑顔を増やそうとしている人を助けるためにどうにかして役立てたいなって。サービスができたらいいなと。最後はきれいごとばかり書いてしまったかもしれないけど、精一杯考えた。結論僕は中国行きを目指して広報に行く。てか絶対中国に行く。導きだした結論を上司に話しに行く。そして、僕の異動のために力になってくれたネットワークサービス系部門の上級職の人にも話しに行く。何が正解かはわからないけど、決めたら進むのみ。