SQUARE_TACKLE

見たこと、読んだこと、思ったこと

December 2011


写真|サンフランシスコ市内の広場にて


今年は「動いた」一年だったかなー、と思います。


色んなところに行ってきた。

今年は、「ブレーキをかけない」というのが個人的なテーマだったのですが、そのテーマに従い、自分の興味関心の赴くまま、いろんな場所/イベントに行ってきました。3月のシリコンバレーから始まり、サムライベンチャーサミット、超交流会2011、楽天研究開発シンポジウム(楽天テックカンファレンス)、TeckCrunchTokyo2011など、Web/スタートアップ/人工知能関係のイベントや勉強会を中心に参加し、様々な人と出会い、話を聞かせていただきました。その過程で、自分のWeb/スタートアップに対する想いはより一層強まったと思います。
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武雄市役所


今年の8月に、佐賀県の武雄市役所が公式WebサイトをFBページへ移行したらしい。ITmediaの記事を読んで初めて知った。

とても先進的な試みだと思うけど、サイト利用者である市民を置いてきぼりにしているようで、個人的には微妙。そもそも移行する必要性がよくわからなかった。

「市民の中には、その進化の過程から取り残されている人もたくさんいるのではないでしょうか」という記者の問いに対して、市長さんは、「ほとんど取り残されていると思います。」って答えちゃってるし、正直、誰のためのFBページなのかなと思った。(まぁ、FBページと同じものをWebサイトとしても残しているようですが。)

この記事を読んで、ふと「FBページはコーポレートサイトたりえるか」という疑問が湧いてきたので、考えてみた。以下にメモをまとめておく。続きを読む

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 01月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 01月号 [雑誌]
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クーリエ・ジャポン1月号で『「未来」はこうして創られる』という特集があった。

面白い内容で、個人的に考えさせられるところがあったので、気になった箇所を書きとめておく。

本書で気になったところ


以下、『石井裕メディアラボ副所長インタビュー「2200年の世界に何を残せるか。それを考えて僕は毎日を生きている」』より
“一つの言葉に、あるいは三つぐらいの言葉に、自分の思想を集約する力がないと、人に広めるのは難しい。「なぜ私が注意を払う必要があるの?」という問いに答えられるだけの美学や楽しさ、有効性がなければいけない。端的にその考えを訴求できない限り、その裏にある思想なんかには誰も興味を持ってくれません。面白いね、きれいだね、便利だね、で終わりです。そうではなくて、その裏にどんな哲学があるのか、どういう思想からできたのか、といった問いを相手から発してもらえるところまで持っていってはじめて、本当の会話が始まるわけです。そういう意味で、ビジョンを伝えるのは難しいですね。” - p42
“もっとも陥りがちな過ちは、あまりにも多くのことに興味を持ち過ぎてしまうことです。いろんなものに興味を持つこと自体は悪くないですが、ある段階できちんと何がいちばん大事かを考えて、それをやり遂げなければならない。たとえ他に面白そうなものがあっても、成功する可能性があっても、いちばん大事なもの以外は捨てなければならない。なぜなら、一日は24時間しかないし、人生は100年もないわけです。時間は限られている。” - p43

以下、『シリコンバレーで切磋琢磨を続ける「第2のスティーブ・ジョブズ」たち』より
“アプリの開発者はDJと似ている。ゼロから製品を創るのではなく、すでにあるプログラムとツールを自在に繋ぎ合わせるのだ。こうして抽象化が進めば進むほど、スピーディーに新製品を生み出すことができる。” - p53 
“アイディアよりも実行力のほうが、はるかに価値がある” - p53 
“失敗も選択肢の一つだ。でも、決して悪い選択肢ではない。ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、それにマーク・ザッカーバーグのような人たちは、自分のやっていることの意味を本当に理解する以前に、流れに身を任せてきた。そして世界を変えた。” - p53


ザ・プロフェッショナルザ・プロフェッショナル
著者:大前 研一
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会社の先輩からお借りした本書。ちょっと昔の本だけど、参考になるところがあった。本書で気になったところを書きだしておく。

本書で気になったところ。


“これからのビジネス・プロフェッショナルは、これまで以上に常識を疑い、既存の知識を捨てる、つまり「アンラーン」する習慣を励行していくことが必要です。” - p63
“変化の本質を見極めるには、まず身近な変化の一つひとつについて、なぜそうなるのか、どこが新しいのか、そこから何が生まれ、その真価はどこにあるのかと繰り返し自問自答します。そこから課題を構造化し、仮説を立て、それが正しいかどうかを見極めるべく事実を集め、分析・検証し、自分の理を再構築していきます。” - p71
“国籍もキャリアも、年齢や性別もバラバラな人間が集まる環境にあって、唯一の共通言語はロジックです。” - p158
“議論は最善解を探すコミュニケーションです。” - p161
“「だれが」言ったかに引きずられてはなりません。「何を」言ったかに注目するクセをつけることが重要です。” - p174 

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